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腹痛を伴う下痢の原因と対処方法



お腹の調子の悪い人
腹痛を伴う下痢の場合、原因として多いのはストレスなどによる過敏性腸症候群によるものや風邪からくる急性腸炎です。
風邪や過敏性腸症候群の場合は、お腹を温めるなどの対処で時期におさまりますが、お腹が激しく痛む場合には食中毒や虫垂炎などの可能性もあります。
その場合は、我慢せずにすぐに医療機関を受診する必要があります。
ここでは、腹痛を伴う場合の下痢の原因や対処の方法について紹介します。

腹痛を伴う下痢の原因

過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、ストレスや睡眠不足などの体調不良により腸が正常に機能しなくなっている状態です。 腸の検査などでは発見できないため、なんらかのストレスにより腸の働きを悪くするといわれています。
■ 対処方法
緊張状態からリラックスすることや腹部を風呂やカイロなどで温めることで改善できることがあります。 市販薬だと、正露丸やビオフェルミンなどは整腸作用があるので過敏性腸症候群には効果があります。
過敏性腸症候群のときは、腸の過剰な動きを抑える必要があるので収斂性止瀉剤か、乳酸菌製剤などが適切です。 現在販売されている下痢に関連する市販薬については、以下のページでまとめてありますので参考にしてください。
下痢や腹痛になることを考えすぎてしまうことで腹痛や下痢になることもあります。 その際は事前にトイレの場所を調べておいたり、下痢止めの薬を持って不測の事態に備えるなど精神的に安心できる環境を作ることで回避できることもあります。
食中毒
細菌やウイルスがついた食べ物を食べることによって食中毒が起こります。
症状は水のような下痢や嘔吐、腹痛などがあり細菌の種類によって発病までの時間が30分~数日と幅があります。
体が弱っている場合などに起こりやすいため、同じものを食べても食中毒になる人とならない人がいることもあります。
■ 食中毒を起こしやすい食べ物
食中毒の菌が付着した肉、魚、卵などを加熱せずに食べたときに起こることがあります。 そのほか、人の手を介して感染することもあるため、特に絆創膏や傷のある手で作ったおにぎりやサンドイッチなどには注意が必要です。
■ 対処方法
症状が軽い場合はとにかく体外に毒素を排出することが大事です。 薬で下痢を止めると菌の排出が妨げられ重症化することもありますので、嘔吐や下痢は薬などで止めずに自然に止まるまで待つようにしてください。
食中毒で激しい嘔吐や重度の下痢の場合には脱水症状になってしまうことが一番危険です。 白湯やスープ、スポーツドリンクなどで常に水分補給をすることを心がけ、激しい腹痛、高熱、血便などがある場合には、早めに病院を受診してください。
ウイルス性腸炎
主に乾燥した冬に多い症状で、ノロウイルスやロタウイルスなどに感染して激しい腹痛と下痢が起こります。 下痢は粘性のない水様便で血便になることもあります。
ウイルスの種類を特定することは難しいため、流行や症状によってウイルスの種類を判断することが多いです。
対処方法
明確な治療法がないので、嘔吐、下痢によりウイルスを体外に排出することが重要です。下痢止めの薬はウイルスの排出を妨げるので使用しないでください。
嘔吐や下痢が激しいことが多く脱水症状になりやすいので水分を少量をこまめに摂るようにしてください。 特に乳幼児や高齢者や持病のある方などは脱水により重症化しやすいので医療機関に早めに受診してください。
症状が治まるまでノロウィルスで3日前後、ロタウィルスで3~7日程度かかります。 人により差があるので感染したとしても発症しないことや軽い風邪のような症状で終わる場合もあります。
潜伏期間(発症するまで): ノロウイルスが24~48時間 ロタウイルスが24~72時間
主な感染経路として、ノロウイルスが蓄積された牡蠣などの貝類や人から人への経口感染などがあります。
感染力が非常に強いので発症者の便や嘔吐物を処理するときには使い捨ての手袋やマスク、エプロンを着用し、処理した後は石鹸と流水で入念に手を洗うことが重要です。
急性腸炎
急性腸炎は病名ではなく、食中毒や細菌感染などによる腸に炎症を起こす疾患の総称です。 食中毒や細菌感染の他にも腸閉塞やねじれ、アルコールなどの刺激物による腸の炎症なども含みます。
症状としては、激しい腹痛と下痢が起こります。腸閉塞などでの腸炎では元に戻れば症状も治まるため医師の診断時には原因が不明なこともあります。
対処方法
急性腸炎の原因はさまざまなため、対処方法は一つではありませんが、腸になんらかの影響がでていることは確かなのでひどい場合にはしばらく絶食したり、下痢や嘔吐がひどい場合には脱水症状にならないようにこまめに水分を摂る必要があります。
細菌性の腸炎の場合もありますので、安易に下痢止めなどは飲まないほうがいいでしょう。 下痢が続いてつらい場合は、整腸作用のあるりんごをすりおろしたものがおすすめです。
寄生虫
寄生虫は生の魚や肉、野菜などから感染する場合があります。 また海外旅行などで普段口にしないものや衛生状態の悪いものなどからも感染例などがあるようです。
寄生虫からの感染予防
・生食に注意する
あまり食べる機会はないと思いますが、獣肉(イノシシ、クマ肉)は中まで完全に加熱すること、 淡水魚は刺身などの生食をしない、サバやイカは冷凍処理もしくは加熱することが重要です。
・流水で念入りに手洗いする
食事の前に生の魚、肉、野菜をさわった時には十分に手洗いをしてください。流水で手の隅々まで入念に洗います。
・調理時に充分な対策をする
冷凍する場合は、-20度以下で24時間以上冷凍し、生野菜は流水でよくあらってください。 調理器具にも寄生虫が付着することがありますので、よく洗浄してください。
・生水を飲まない
通常の生活ではあまりないと思いますが、キャンプなどではできるだけ生水を飲まないように気をつけましょう。
虫垂炎(盲腸)
便や異物、腫瘍などで虫垂の入り口が阻まれて狭くなることで血流が悪くなり細菌に感染して虫垂という臓器が炎症を起こします。
初期の痛みの特徴としては腹部の上側、へその周辺が激しく痛みます。 虫垂炎は右下腹部が痛くなることがよく知られていますが、痛みがみぞおちからへその辺りから下のほうへと徐々に移動し、最終的に右下腹部が激しく痛んできます。
病院で行う虫垂炎のチェック方法
右下腹部を指で圧迫し離します。 このとき押したときも離したときも痛み、とくに離したときの方が痛い場合は虫垂炎の可能性があります。 自己判断せずに似たような症状や他の病気ということもあるので早めに病院を受診してください。
なお、慢性の虫垂炎の場合は下痢や微熱が続いて急激な痛みがないこともあります。下痢や微熱が続いておかしいと感じたら病院へいきましょう。

腹痛を伴う下痢まとめ

腹痛を伴う下痢は、慢性的なものから激しい痛みを伴うものまで様々なケースがあります。
下痢の症状は腸内から菌などの異物を取り除こうという整理反応でもあるので、無理に下痢を止める薬を服用せず排便により異物を早く取り除くことが先決です。
激しい腹痛の場合は重度な病気の可能性もあるので、いつもとは違った腹痛や違和感などがある場合は我慢せずに早めに医療機関を受診するようにしてください。